老犬の看取りの心構え|旅立ちのサインとご家族にできること
2026/9/3
老犬の看取りに、正解はありません
「そろそろかもしれない」——そう感じながら、この記事を読んでくださっているのだと思います。まだ何も起きていないのに、心のどこかがずっと緊張しているような、落ち着かない毎日を過ごされている方も多いのではないでしょうか。
老犬の看取りに、決まった正解はありません。そばで泣きながら過ごす方もいれば、いつも通りの表情で接することを選ぶ方もいます。悲しみに沈む時間もあれば、ふだんどおりに仕事や家事をこなす時間もある。そのどちらも、間違いではありません。その子とご家族の間にある関係の数だけ、見送り方があります。
「もっと早く気づいてあげられたら」「この選択で良かったのか」——そう自分を責めてしまう気持ちが浮かんだとしても、それはその子を真剣に考えてきた証です。今、迷いながらこのページを読んでいること自体が、すでに大切な向き合い方の一つだと思います。
このページでは、旅立ちが近づいたときに見られる様子、残暑の時期に気をつけたいこと、ご家族にできること、そして今のうちに知っておくと少し楽になることをお伝えします。すべてを完璧にこなす必要はありません。知っておくことで、いざというときに少しでも落ち着いて過ごせたら、という気持ちでまとめました。
旅立ちが近づいたときに見られるサイン
老犬の体は、最期が近づくにつれて少しずつ変化していくことがあります。以下は多くの場合に見られるとされる様子ですが、症状の現れ方には個体差があり、当社は医学的な診断を行うことはできません。少しでも気になる変化があれば、まずかかりつけの獣医師にご相談ください。
食欲・水分 食べる量が徐々に減っていく、あるいはある日を境に急に食べなくなることがあります。逆に、水を飲む量だけが増えるご様子が見られることもあると言われています。無理に食べさせようとせず、口元に少量を運んで様子を見る程度にとどめる方もいらっしゃいます。
呼吸 呼吸が浅く速くなったり、逆にゆっくりと大きくなったりすることがあります。呼吸のリズムが不規則になる、一時的に呼吸が止まって見える瞬間があるなど、ご様子はさまざまです。
体温 手足や耳の先が徐々に冷たく感じられるようになることがあります。体温を保つ力が弱くなっている状態と考えられており、毛布などで優しく保温してあげる方もいらっしゃいます。
睡眠・反応 眠っている時間が長くなり、名前を呼んでも反応が薄くなることがあります。逆に、夜間になると落ち着かず動き回る、鳴き続けるといったご様子が見られる子もいます。
動きたがらない 自分から体勢を変えられなくなる、じっと同じ姿勢のまま過ごす時間が増えることがあります。無理に立たせようとせず、楽な姿勢を保ってあげることが大切だと言われています。
排泄 排泄の間隔や量、様子が変わることがあります。粗相が増えても、しつけが後退したわけではなく、体の変化として受け止めていただければと思います。
痛みのサイン 触られるのを嫌がる、体勢を変えるときに小さく鳴く、いつもと違う場所を気にするといったご様子が、痛みのサインとして現れることがあると言われています。「気のせいかもしれない」と迷う程度の小さな変化でも、心配であればかかりつけの獣医師に伝えてみてください。
これらはあくまで「こうしたご様子が見られることがある」という一般的な目安であり、すべての老犬に同じように、同じ順番で現れるわけではありません。判断や診断、痛みの緩和については、必ずかかりつけの獣医師にお任せください。
残暑の時期に気をつけたいこと
9月に入っても、日中はまだ暑さが残ります。横浜いのりペット葬儀にも、夏の終わりから初秋にかけては、お別れのご連絡をいただくことが増える実感があります。ただ、なぜ増えるのかを当社が申し上げることはできません。気になる体調の変化があれば、自己判断せず、まずかかりつけの獣医師にご相談ください。
そのうえで、暮らしの中でできることをいくつか挙げます。室温はエアコンで一定に保ち、日中と夜間で急に温度が変わらないよう気をつけていただくと安心です。冷風が直接体に当たり続けないよう、風向きにも配慮してあげてください。水分は、自分で立ち上がって飲みに行けない子のために、届く場所に複数箇所置いておく、または少量ずつ口元に運んであげる、といった工夫ができます。
夜間は容体が急に変わることもあります。すぐに様子を見に行ける場所で休ませてあげる、あるいは夜だけでも近くで眠るようにするという方もいらっしゃいます。無理のない範囲で構いません。
ご家族にできること
「最期に何かしてあげられることはないか」と考える飼い主さんもいらっしゃいます。特別なことをする必要はなく、日々のそばにいる時間そのものが、その子にとって大きな意味を持っています。
そばにいる 無理のない範囲で、そばに寄り添う時間を作ってください。ずっと付きっきりでいなければならない、ということはありません。仕事や家事の時間があっても、それは薄情なことではありません。
声をかける 名前を呼ぶ、優しく話しかける。反応が薄くなっても、これまでと同じように名前を呼んで、声をかけてあげてください。
無理に起こさない 眠っているときは、そのまま休ませてあげてください。体力を保つためにも、睡眠は大切な時間です。
痛みやつらそうな様子があれば、獣医師に相談する 「苦しんでいないか」という心配は、その子を大切に思うからこそ生まれる自然な気持ちです。痛みの緩和については、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
ご自身を追い詰めすぎない 「もっとできることがあるのでは」と考え続けてしまうこともあるかと思います。しかし、今この時間をそばで過ごしていること自体が、すでに十分に向き合っている証です。ご自身の体調や気持ちを後回しにしすぎないでください。
代表は、こうお伝えしています。
「亡くなった後にすぐに対応してくれる業者があるということですね。なので、そんなになってからで問題ないので、その時に電話していただければ問題ないかと思うので、心配せずにいていただければと思います。」
あとのことに気を取られすぎず、今そばにいる時間を大切にしてください。
看取りの期間に、決まった長さはありません
「あとどれくらい一緒にいられるのだろう」と考え続けてしまうことがあるかもしれません。数日で旅立つ子もいれば、数週間、数か月と穏やかな時間が続く子もいます。長さに正解はなく、どちらが良い・悪いということもありません。
その間、ずっと悲しみに向き合い続けなければならない、というわけでもありません。悲しい気持ちで過ごす時間と、いつも通り笑ったり日常をこなしたりする時間、そのどちらもあって構いません。気持ちが揺れ動くのは、その子を大切に思っている証であり、自然なことです。
今のうちに知っておくと、少し楽になること
横浜いのりペット葬儀には、まだペットちゃんが亡くなっていない段階でのお電話も、結構いただきます。1か月前など、まだ生きているうちにご相談くださる方もいれば、病気で入院中(酸素室に入っているなど)で、いつ亡くなってもおかしくないという状況でご連絡くださる方もいます。
そうしたときに聞かれることは、だいたい次の3つに集約されます。
① 当日はどうすればいいのか お電話かLINEでご連絡いただければ、そこからの流れをご案内します。事前に何かを準備しておく必要はありません。
② すぐ電話すれば対応してくれるのか 火葬対応は24時間365日承っております。ご相談の受付は7:00〜23:00です。当日・即日のご依頼にも対応しており、最短1時間(近隣の場合は30分)でお伺いすることも可能です。ただしご予約の状況によっては、ご希望に沿えないこともあります。
③ 費用はどうなるのか 動物の種類によって、小動物10,000円〜・猫17,000円〜・犬19,000円〜が目安です(詳しくは次の章でご案内します)。
今、何かを決めておかなければ、というわけではありません。 そのときが来たら、お電話一本で大丈夫です。
横浜で、火葬車がご自宅へ伺います
横浜いのりペット葬儀は、横浜市内を対象に、火葬車でご自宅へ伺う移動火葬の専門業者です。持ち込み・お預かりは行っておらず、こちらから伺うことが基本の形です。
すべて個別火葬です。合同火葬は行っておりません。 ご自宅へ伺い、その子だけを火葬して、その場でご返骨します。お預かりして後日お返しする形ではありません。
料金の目安は次のとおりです(一任個別火葬・最小区分の場合)。
対象 | 料金 |
|---|---|
小動物 | 10,000円〜 |
猫 | 17,000円〜 |
犬 | 19,000円〜 |
火葬をお請けできるのは、体長80cm未満・体重13kg未満のペットちゃんです。体長80cm以上、または体重13kg以上のペットちゃんは、申し訳ございませんがお請けできません(13kgちょうども対象外です)。詳しい料金は動物の種類・体格によって変わりますので、お問い合わせの際にご確認ください。
ご相談・お問い合わせの受付は7:00〜23:00です。火葬対応とLINEでのご予約受付は24時間365日承っております。19:30〜翌8:30の時間帯に火葬または出張粉骨をご利用の場合は、+3,000円かかります(上記の時間帯料金のほかは、追加料金は一切ございません)。
そのときが来たら
このページでは、旅立ちが近づいたときのことを中心にお伝えしました。実際にその瞬間を迎えられたあとのこと——お体の変化や安置の方法、最初にすべきことについては、それぞれ別のページで詳しくご案内しています。今すぐ読む必要はありません。必要になったときに、ゆっくりご覧いただければと思います。
・ペットの死後硬直とは│いつから始まるか・解硬・安置方法を解説 ・横浜でペットが亡くなったら最初にすること|手続きと火葬の流れ
そして、お見送りを終えたあとに訪れる気持ちの波については、こちらのページもご参考にしていただければと思います。悲しみに、正しい期間も正しい順番もありません。
・春にペットを亡くした横浜の飼い主さんへ|ペットロスとゆっくり向き合う
よくいただくご質問
Q. まだ亡くなっていない今の段階でも、電話やLINEで相談していいですか? A. はい、事前のご相談・お見積もりも承っております。1か月前など、まだ生きているうちにご相談くださる方も多くいらっしゃいます。「まだ早いかもしれない」と気を遣わず、お気軽にご連絡ください。
Q. うちの子は体が大きいのですが、対応してもらえますか? A. 火葬をお請けできるのは、体長80cm未満・体重13kg未満のペットちゃんです。体長80cm以上、または体重13kg以上のペットちゃんは、大変申し訳ございませんが対応いたしかねます。13kgちょうどのペットちゃんも対象外です。体重や体長がはっきりしない場合は、お電話やLINEでご相談いただければ、お答えできる範囲でご案内いたします。
Q. 一度相談したあと、また何度も連絡してもいいですか? A. はい、何度ご連絡いただいても構いません。気になることが増えるたびに、お気軽にお問い合わせください。
Q. 深夜や早朝に急に容体が変わった場合、対応してもらえますか? A. 火葬対応とLINEでのご予約受付は24時間365日行っております。お電話でのご相談受付は7:00〜23:00です。19:30〜翌8:30の時間帯にご利用の場合は+3,000円かかります。
Q. 対応エリアはどこまでですか? A. 対応エリアは横浜市内のみです。市外への対応はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
Q. 旅立ちのあと、まず何をすればいいですか? A. お体の安置や、最初にすべきことについては、上記でご紹介した別のページで詳しくご案内しています。慌てず、一つひとつご確認いただければと思います。
今、大切にしてほしいこと
看取りが近いご家族に、代表がいつもお伝えしていることがあります。
「なるべく頑張っていただいて、でも、亡くなった後は心配いらないので。今一緒にいることを大事に、今の時間を大切に過ごしてほしいということをお伝えしています。」
特別なことをする必要はありません。あとのことは、そのときにご連絡いただければ大丈夫です。
今は、その子のそばにいてあげてください。